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2009年4月

2009年4月21日 (火)

4・17差押え弾劾裁判報告

原告の怒りの意見陳述、八尾市による森本さんへの強制執行を弾劾し、法廷を圧倒!

4月17日の差押え弾劾裁判は、2.26強制執行を徹底的に弾劾する原告の意見陳述で法廷を圧倒しました。2.26の「われわれは勝った! 住管と地区協を絶対に許さなDsc_1746 い! これからもこのムラで労働者の団結に生きる!」と勝ちどきを上げた森本さんの決起が、ドンドン拡大し、西郡の闘いが更に前進しています。
 八尾市は、2.26直後の明け渡し弾劾裁判では、われわれの怒りを恐れ、誰一人として法廷に姿を見せませんでした。4月17日は、来ないわけにはいかず、いつもの三名では恐ろしくて5名で参加。被告代理人席に座わったことから、傍聴者は怒りの声をたたきつけました。

 

以下、当日の原告の意見陳述を掲載します。

1 私は,大阪市生野区で生まれ,小学校2年生(8歳)の時に西郡に移り,現在まで約50年間西郡に住んでいます。  西郡では,現在第2公園になっている所にあった桝村さんの借家に住んでいました。雨が降ればすぐに下水が溢れ,家の中に水が入ってくる不衛生な生活環境でした。借家が改良事業で立ち退きになり,団地の14棟に住むようになりました。それ以来,西郡の市営住宅に住んでいます。
Dsc_1692_2   西郡に住んでいるというだけで,「あそこは恐いとこや」という差別の目で見られ続け,部落差別を肌で感じながら育ちました。このような経験から,私は,解放同盟青年部に属し,狭山差別裁判糾弾闘争で何度も東京に行くなど,部落差別をなくす闘いにも積極的に参加しました。
  私は,1971年に高校を卒業して働き出しました。しばらくして両親から独立して3号棟に住みました。しかし3号棟は衛生状態が悪く,ウジが集団で発生したために,みんな3号棟を出て別の棟に移り住みました。私と何人かの人は今住んでいる店舗3号棟に移ったのです。
   私は,現在,介護ヘルパーの資格を持ち,派遣会社に属して働いています。仕事が毎日あるわけではなく,生活はまったく安定しません。私は,母親と同居していますが,家賃を家族の総収入で決める応能応益家賃制度では,家賃があまりにも高くなってしまい,母親と一緒に住めなくなります。私は家族と一緒に住みたいのです。住民を追い出す応能応益制度には絶対反対です。
2 応能応益家賃制度は,西郡だけでなく,全国の公営住宅で導入されつつあります。神戸市の災害復興住宅では,低所得者や年金生活者から「家賃が払えない」と悲鳴の声が上がっています。また,家賃が払えない居住者が,劣悪な環境の民間住宅に転居を余儀なくされたり,強制的に追い出される事例が相次いでいます。もはや,公営住宅は,誰もが安心して生活することができる住居を提供するという役割を果たしていないのです。
  しかも,国は,今年から入居基準を見直し,収入の上限20万円を15万8000円に引き下げ,11万世帯を収入超過者として追い出そうとしています。同和住宅においては,収入の上限が13万8千円から11万4千円に引き下げられます。西郡では,これまでに1000人以上が追い出されましたが,さらに追い出そうというのです。こんな事が許されるでしょうか。さらに,田中市長は,今議会で,恐慌で危機に追いつめられた資本家達を救うために公営住宅を全て民間に丸投げして,建設から管理まで民間にやらせるという丸ごとの民営化の方針を打ち出しています。一部の資本家を救うために,労働者はその犠牲になれというのでしょうか。全国で,これでは生きられないと言う怒りの声が巻き起こっています。
3 また,最近になって,八尾市による応能応益家賃制度の導入が,部落解放同盟本部派の一部幹部への見返りと引き替えになされたという事実が明らかになっています。すなわち,応能応益家賃制度導入時,「地元代表」の議員として交渉に当 たった解放同盟本部派・吉村議員が,3月6日の八尾市議会で,「見返りをくれるといったから応能応益家賃制度を認めた。見返りを早く実行してほしい。家賃が上がり始めている,中堅所得者が収入超過になり出ていったらムラはスラムになる。コーポラティブ住宅を早くすすめてほしい」と,一部幹部の見返りと引き替えに応能応益家賃制度を導入したことを認める発言を行ったのです。そして,市の財政が破綻する中で,もっと追い出しに協力するから見返りを早く実行してほしいと露骨な発言をしているのです。
  この発言は,部落解放同盟本部派に見返りを与えることを約束し,住民の反対の声を押さえつけなければ応能応益家賃制度が成立しなかったという真相を暴露するものです。
4 八尾市は,このような不当な方法で強引に導入した応能応益家賃制度に基づいて,私たちの生活になくてはならない預貯金を差し押さえてきたのです。さらに,2月26日には,応能応益家賃制度と闘ってきた西郡住宅に住む花屋の森本政二さんに対して,住宅明け渡しを強行しました。森本さんと同じく応能応益家賃制度絶対反対で闘う私たち供託者にとって,森本さんのことは他人ごとではありません。また,世界不況を口実にして職を奪われ,住居までも奪われている全国の労働者にとっても,やはり他人ごとではありません。このため,私たち供託者だけでなく,ストライキで決起した八尾北医療センター労組,「命と健康を守る会」,そして全国から労働者が西郡に集まり,森本さんと団結して,この不当な強制執行を実力阻止するたたかいを闘いぬきました。八尾市は,前日から森本さんの家の前にフェンスを張り巡らせ,ガードマン28名,市職員60名,警察権力約100名を動員してきました。しかし動員されたガードマンや市職員は私たちの抗議にうなだれ,こちらにうなずく者も多くいました。私たちの闘いが正義であり,労働者は一つだということの証明です。私たちは,スクラムを組んで正面から一歩も入れさせませんでした。このため,明け渡しを強行する側は,裏口から入るしかありませんでした。森本さんは「われわれは勝利したと」と勝利宣言をあげました。そしてこの闘いによって八尾市の不当なやり方が明らかになりました。
5 この裁判で私たちが求めている請求異議が認められなければ,八尾市は,次に,私たちを住宅から追い出そうとすることは明白です。裁判所におかれては,この裁判を,単に差し押さえの是非を問うという視点で見るのではなく,私たちが居住する権利という生活基盤をかけた闘いであることを理解して下さい。そして,正しい裁判をして下さい。
 写真上)法廷闘争を終わったあとの総括集会写真    
 写真下)裁判闘争に参加した森本さん

□尼崎事故4周年弾劾!全国総決起集会

  4月25日(土)午後1時 JR尼崎駅北口広場

     西郡支部も発言します。一緒に参加しましょう

□明け渡し弾劾裁判

 5月8日(金)大阪地裁808法廷 10時

   9時半裁判所北門集合です

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2009年4月16日 (木)

住宅追いだしの地区協、「まちづくり」をゆるすな

4・17差押え許すな!裁判闘争に参加を!

4月17日(金)午後1時半 大阪地裁807号法廷
 2月26日の八尾市による森本さんへの強制執行を弾劾する原告による意見陳述をやります。ぜひ傍聴支援を訴えます。


住宅追いだしの地区協、「まちづくり」委員会許すな

ムラを食いものにしてきたのは地区協だ!

 2・26のたたかいにうちのめされ、吉村議員が3月議会で本音を白状した。
 2・26森本さんへの不当な強制執行は支部、八尾北労組、八尾北命と健康を守る会、全国の労動者、学生の逮捕をおそれぬ実力阻止のたたかいで粉砕された。森本さんの「われわれは勝利したぞ!」の声こそ、行政権力、地区協、司法権力、警察権力で住民の声を押さえつけていたものを吹き飛ばした勝利の声だ。
 吉村議員は3月6日の議会で、「裁判で決着ついている。供託で反対は認めない。滞納者として追い出すのは正しい。ムラに住んでいない者がワーワー言って供託者を引きずり回して家を出なければならなくした。この責任はその人たちにある。」とムラと外を分断し、森本さんのことが議案として出たとき、一切審理せずに賛成した裏切りを隠しているのだ。ついに追いつめられ決定的事実を議会の場でしゃべってしまったのだ。「私は応能応益家賃制度を認めた。それの見返りくれと言ってきたけど、なかなか行政は実行してくれなかった。」とついに応能応益を一部幹部の見返りと引き替えに認めたことを白状したのだ。「地元合意」なんかなかったのだ。現に地区協は民営化に協力して錦温泉の指定管理者になっているのだ。八尾市は住宅の管理、運営も指定管理者=地区協に渡し、最後には完全に民営化=売り払うつもりだ。絶対に許せない!ウソとだましで反対する者を滞納者呼ばわりし、追い出しにかけてきているのだ。森本さんの追いだしもそうだ。地区協こそ追い出しの張本人だ。こんな奴はムラから叩き出せ。地区協打倒なくして住宅闘争の勝利はない。地区協を打倒し、応能応益絶対反対の団結を拡大していこう。

4・17差し押さえ裁判で八尾市を裁こう。われわれが正義だ

 吉村議員のこの発言で、八尾市が「地元合意はとった」というのもウソだったことが明らかになった。応能応益制度に地元は合意していない。八尾市は提訴を取り下げろ。謝罪せよ。

住宅あり方検討会」はさらなる住民の追い出しだ

大恐慌がはじまった。田中市長は橋下知事と一緒に大企業を救済するための道州制を強引に進めている。 3月議会で「公営住宅あり方検討」で公営住宅をセーフティネットにするといっている。
生活保護や年金者などの生活困窮者だけの住宅にするというのだ。働いている人は追い出すといっている。そのためにこの4月から収入の上限20万円を15万8千円に引き下げ、全国で11万世帯を収入超過者として追い出そうとしている。この西郡でも2割の160世帯が追い出されるのだ。今までも若者が追い出されたが、さらに追い出そうというのだ。そして建て替えた住宅家賃は11万円もする民間並の家賃だ。この4月から減免も廃止されていっている。生きられないと言う怒りが全国でわき上がっている。資本家が作った財政破綻を、全て労働者に押しつけ、自分たちだけがあくどく生き残ろうとしているのだ。こんな追いだしは絶対に許してはならない。森本さんが絶対出ていかないと立ち上がったように追いだし絶対反対の闘いを巻き起こしていこう。

弾圧に屈服し、応能応益家賃を認める全国連本部打倒

 全国連本部は2・26強制執行に反対の声を一言も上げなかった。そして1ヶ月が経って西郡にこそこそとビラを入れている。そのビラは「応能応益の功罪を明らかにせよ。適正家賃を検討し直せ。」だ。ふざけるな。応能応益家賃に賛成しているのだ。最高裁の不当判決に屈し、「闘いません弾圧しないで下さい、そんなに家賃を上げないで下さい」と奴隷根性丸出しで行政に屈服しているのだ。
 西郡の闘いが大きくなったら自分たちが吹っ飛ばされるから必死に破壊に乗り出してきた。しかしこんな屈服路線は通用しない。
大恐慌のもとで、資本の虫けら扱い、使い捨てのモノ扱いをゆるさないと労働者がたちあがっている。こんな資本主義こそ労働者の団結でうち倒す時だ。資本家どもをぶっとばし、労働者が社会の主人公になるときだ。労働者にはその力がある。革命の時代の到来だ。資本家どもを守ってきた法律や制度も現実のまえで崩れているのだ。派遣法、応能応益家賃制度…労働者が生きていけないと立ち上がっている。労働者が絶対反対の団結で闘えばこんなものは葬り去ることが出きるのだ。しかし労働者の力を信じられない全国連本部は資本が繰り出す弾圧に恐怖し、反対しません適当なところで折り合いましょうといって、資本に屈服していっているのだ。適正家賃があるかのようにごまかし資本、行政と交渉に引きずり込もうとしている。冗談ではない。全ての赤字は資本家が作りだしものだ。そんな資本家や行政と交渉するものはない。全国連本部の破壊策動を許すな。

動労千葉のように闘おう、労働組合と団結し、道州制・民営化をうちくだこう

労働者には勝利の展望があります。動労千葉のようにたたかうことです。動労千葉は、新自由主義の突破口だった国鉄分割民営化を絶対反対の2波のストを打ち抜き、さらに90年ストで1047名闘争を生み出しました。1047名闘争は、数百万の労働者の支援陣形のもとで、22年にもわたる解雇撤回闘争として闘われてきたのです。今首切りがあれる中で、1047名闘争が結集軸になったとき、巨大なたたかいになります。それをおそれる政府・資本家は、3月25日に、1047名闘争根絶のための反動判決を東京高裁に出させました。「解雇は有効」「闘ったらびた一文出さない」という極悪判決です。ぜったい許すことはできません。
 動労千葉は、1047名解雇撤回をかかげ、3月17日~19日の春闘ストをたたかいぬきました。ストライキで青年労働者の圧倒的結集を実現しています。道州制をうちやぶる労働者の団結もこの動労千葉の闘いにあります。私たちの応能応益絶対反対・民営化反対の闘いの勝利もこの労働者との団結にあります。4.25尼崎事故弾劾全国総決起集会にあつまろう。

スケジュール

□八尾北命と健康を守る 会総会・患者交流会
  4月18日(土)午後1時半 八尾北医療センター待合室

□外登法・入管法と民族差別を撃つ第18回関西研究交流集会
  4月19日(日)午後1時 京都大学法経4番教室

□尼崎事故4周年弾劾!全国総決起集会
  4月25日(土)午後1時 JR尼崎駅北口広場

*上記集会では、西郡支部も発言します。一緒に参加しましょう。

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2009年4月10日 (金)

2・26強制執行阻止闘争に対する全国連本部見解を徹底弾劾する西郡支部声明

 「2・26強制執行に関する
 全国連本部見解」を徹底弾劾する声明

                           2009年4月7日
         部落解放同盟全国連合会西郡支部
                      八尾市桂町6-18-20
                   TEL・FAX 072(991)7729

【1】道州制攻撃に風穴をあけた2・26闘争

●「強制執行くるなら来い!」と腹を固めた時に、私たちの勝利はきまった
 恐慌は資本主義の終わりをつきだしている。資本家は労働者にすべての矛盾と犠牲をおしつけることしかできず、ついには生存以下の奴隷労働においやってきた。しかし、そのことが幾百万労働者を「生きさせろ!」と決起させずにはおかないのだ。
 強制執行との闘いは、今始まっている恐慌が革命の時代であり、労働者は団結すれば必ず勝利できることを証明した。
●「絶対出て行かない!」たたかいが、敵を強制執行(国家暴力の発動)に追いつめた
 応能応益もその一つだが、国鉄分割・民営化以来の新自由主義は世界金融恐慌となって破綻した。道州制は、企業がこの破綻をさらなる「新ビジネスのビッグチャンス」と医療・教育、住宅から飲み水にまで群がって民営化しようという攻撃だ。警察と自衛隊、消防を除く360万公務員を全員解雇、選別再雇用し、徹底した分断と競争で自治労や日教組など労働組合をたたきつぶそうとしている。
 これがどこへ行きつくか、アメリカを見たらよく分かる。医者も教師もワーキングプアに転落しフードスタンプ(食糧配給)で生活している。貧しい家庭の高校生は食べるために軍隊に勧誘され即戦場に送られている。
 日本でも青年学生たちは、まったく同じ状態にたたき込まれている。こんなことが法の名の下にまかり通っていいはずがない!
 八尾市住宅管理課と地区協(解放同盟本部派)はグルだ。住民同士で解決してきたことも応能応益で全部行政が決めている。地区協は「見返りと引きかえ」(吉村議員)に「地元合意」の判子をついてきた。すでにこの10年で1000人が自分から出て行ったという形で西郡から追い出された。
 だが森本さんは「私は絶対出ていかない」と立ち上がった。応能応益絶対反対・西郡住宅闘争が森本さんを獲得し、ついに地区協支配をぶっ飛ばしたのだ。八尾市は、道州制による危機突破を後押しに、むき出しの国家暴力を発動して、現にそこで花屋を営む住民をたたき出す以外なくなった。
 2・26強制執行実力阻止闘争は、6000万労働者の先頭で根底からの怒りを解き放った。恐慌の時代、住宅闘争が革命に発展する展望をおし開いたのだ。
●八尾北労組のストライキ決起で労働者のひとつの団結が生まれた
 八尾北労組は真剣な議論を積み重ね、道州制=民営化への怒りで森本さんの決起とつながった。部落差別による分断を実力でぶち破るストライキを決断した。森本さんは勇気をもらい「強制執行を絶対に許さない!私は一歩もひかない!労働者の団結に生きる!」と書いた横断幕をベランダに掲げた。資本が打ち込む部落差別による労働者の分断を双方から打ち破り、ひとつの労働者階級として団結する歴史的闘いが始まったのだ。
 こうして八尾北労組のストライキを土台に、支部も労組も守る会も、医師も患者も看護師もヘルパーも、公務員も民間も、正規も非正規も、障害者も、在日・滞日も、部落民もみんながひとつの労働者階級として団結し、逮捕覚悟でスクラムを組んだ。八尾市住管は裁判所を盾に機動隊まで導入したが、最後までこのスクラムを崩せず裏口から強盗のように侵入した。奴らは森本さんから店と住宅を奪い取ったが、私たちは「この団結があれば必ず勝利できる」という武器を握りしめたのだ。
 
【2】「西郡のように闘おう」と足下から揺さぶら    れ、必死で決起を圧殺する本部

●むきだしになった権力弾圧への恐怖
 全国連本部は強制執行とたたかうことなど絶対にできない。弾圧が恐いからだ。
そもそも中田書記長が略式起訴に屈服し、それを開き直って「広島差別事件」をでっち上げたときに中央本部自体が骨がおれてしまっているのだ。
 弾圧を恐れるところには団結は生まれない。団結がなければ弾圧と闘えない。
「住宅は取られたが、人間として誇りを持って生きていけるすばらしい団結をかちとった。人生で最高の闘いをやり抜いた」(森本さん)。森本さんの勝ちどきは、共に強制執行とたたかったすべての労働者の確信だ。だからそこにははち切れんばかりの笑顔があふれていた。「強制執行くるならこい!こう言い切った時に、労働者は自らの身体にまきついた賃金奴隷のくさりをひきちぎり、社会の主人公となって登場する」(労組ストライキ宣言)。
 権力は森本さん一人の決起から6000万労働者の住宅闘争に火がつくことを恐れ一人も逮捕できなかった。弾圧をはね返した私たちの闘いは、弾圧で西郡闘争がつぶれてくれと期待していた全国連本部を打ちのめした。
●追いつめられた中央本部の悲鳴が口汚いデマのでっちあげだ
 今や全国連の体内から西郡のように闘おうというエネルギーがあっちでもこっちでも噴き上がっている。必死でこれを抑えつけるために本部は「森本さんは供託者ではない、迷惑行為めぐる条令違反」「もともと他の同和住宅に住み、店も大阪市内に別にもって営業している」というデマをねつ造し、森本さんをののしっている。私たちは絶対に許さない。だが、こんなデマが通用するはずがない。
●「強制執行になったら負け」-それは奴隷の屈服だ
 続けて本部は「はたして強制執行まで行く必要があったのか。役所の攻撃を安易に許さない・・努力をせず・・村同士の対立に油を注ぎ・・強制執行に道をあけた」「八尾北の3人のために森本さんを身代わりとして利用した」と書いている。
 応能応益が住宅民営化による住民追い出しだということがここには全くない。本部は弾圧(強制執行)に屈服して応能応益=民営化賛成に転落したのだ。そして今や、幹部だけが交渉して払い下げなどのおこぼれに預かろうと思っている。地区協の「見返り」要求と同じだ。全国キャラバンのビラでも「応能応益の功罪」とか「適正家賃」を求めると明記している。そして供託闘争をやめ「分納方針は屈服じゃない」とたたかいを圧殺して回っている。
 だが、応能応益絶対反対は革命の問題だ。住宅闘争は6000万労働者のたたかいなのだ。
 実際に、前日にはバリケード工事を中断させ、スト通告妨害に動員された市職員と対決し、26日当日も、早朝からベランダで森本さんを先頭に5名が次々と決起を呼びかけ、正面玄関をスクラムをくんで闘う仲間たちがガードマンを味方に付け、市職員も次第に目を伏せて動揺させていった。6000万労働者に闘いの中でドンドン分岐を作りだし、この団結を一気に拡大していくが時がきているのだ。
 本部の弾圧への恐怖、奴隷の思想が分納方針だった。西郡はこれをきっぱりと拒否し、絶対反対で闘って、ドンドン団結を拡大してきた。
 「逮捕者も出るかと思っていたが拍子抜け」(本部)「(森本さん)には八尾北に責任をとってもらうと決めました」(吉岡)。こんな無責任な吉岡に「期待が高まっている」と、吉岡のしっぽにくっついて西郡潜入を全国連本部は考えているが、予めの破産を宣告しておく。徹底的にたたきのめそう。

【3】八尾北労組のストライキ決起に心底打ちの    めされた全国連中央本部

●森本さんの決起を道州制に風穴をあける大闘争におしあげたストライキ
 中央本部は「生きさせろゼネスト」に利用すると批判する。冗談じゃない。森本さんの住宅追い出しが、6000万労働者の「生きさせろ!」の怒りと結合したことに正義性も勝利性もある。これを実現したのが八尾北労組のストライキ決起だ。
 ストライキは、日々、刻々、労組員が膝をつき合わせて真剣な討議を積み重ねて組織されていった。スト権投票の賛成票を遙かに上回る組合員が当日ストライキに決起し、現場でスクラムを組んだのだ。
 「森本さん個人のために八尾北を閉める!?どうせとられるなら『住宅に住めるように考えたれや』と思ったが、ちがう」「森本さんと自分は労働者としてつながってるんや」「資本主義を倒すチャンスが来ているところから考えるんやな」とドラスティックに労働者は決起していった。
 問題は、資本主義の救済か打倒か、労働組合の路線と指導部の問題だ。
 八尾北労組は、森精機の派遣労働者や地域の労働者を組織し、また、3・6道州制粉砕の闘いと一体になって国鉄や自治体、教労など機関産別の労働者をも組織して、ともにスクラムを組んだ。
 こうして八尾北労組のストライキが、6000万の先頭で道州制攻撃に風穴を開ける闘いへと2・26闘争を押し上げたのだ。
●労働者・労働組合の自己解放性-「地域医療守れ」「聖職者論」とのたたかい
 中央本部は、「地域医療は労働者に犠牲を強いる」とスト宣言が書いていることを取り上げ、これが日本共産党の矢田教育差別事件と同じだと決めつけている。また、「利用はしても腹の中には村人のために、住宅や医療を守る気などさらさらない」といってストライキを襲撃している。
 改めてはっきりさせよう。「地域医療を守れ」は、労働者を資本主義の奴隷の鎖に縛り付ける資本家の考えだ。
 そもそも資本家は人間の命や健康がどうなろうが全く関心がない。彼らの関心はただ一つ、もうけるか損するかだけだということなのだ。
 現に今、「国民皆保険制度」の幻想も吹っ飛び、保険料を人頭税のようにむしり取り、無保険者が膨大化している。道州制で全国1000ある公立病院は全て廃止か民営化だ。医者も労働者も過労でワーキングプアそのものにされようとしている。
 問われているのは資本主義を打ち倒し、労働者の手に全てを奪い返すことだ。 このときに「地域医療を守れ」の考えは、労働者を資本主義の枠の中に縛り付け、労働者と患者を分断して利害を対立させ、労働者の革命への決起を抑えつける役割をになうものだ。
 ストライキは、労働者を奴隷から人間にする。本当の主人が資本家ではなく労働者であること、労働者の状態は絶望的ではなく、ひとりぼっちではないことを思いださせる。労働組合の活動は狭い利己的なものではなく、ふみにじられている幾百万の人民の解放をめざすものだ。八尾北労組は初めてのストライキの中で、自分たちにはその力がある、できるんだという確信を急速につかみとっていった。
 中央本部に言っておく。労働組合に解放運動・住宅闘争を持ち込むな(逆ではないぞ!)と二組をでっち上げて八尾北労組をつぶしにきたのはおまえたちだ。なにが「日本共産党が『同和教育は労働者に犠牲を強いる』と書いていることウリふたつ」だ。
 いま全労連指導部は、道州制・民営化絶対反対に反対し、八尾市立病院の地方公営企業法の全部適用にも率先賛成している。労働者の利害を言うな!地域医療を守れ!と、労働者の階級的団結を破壊し、決起をおさえつけている。
 中央本部も一緒になって、「村人のために医療を守れ」「地域医療を守れ!」と大合唱し、ストライキに敵対してきた。要するに労働者が革命的階級であることを否定し、おとなしく地域医療に奉仕しとけと、自らがスト破りになったのだ。
●ただひとつの階級的団結をつくりだした八尾北労組のストライキ
  中央本部が打ちのめされているのは、労働者、労働組合は差別者であり、絶対ひとつに団結するなどできない、糾弾されないと階級になれないと主張してきたことが、2・26で実践そのものとして完全に粉砕されてしまったことだ。
 森本さんは「われわれは勝った!これからもこのムラで労働者の団結に生きる!」と言い切った。「団結の力はすごい!」「ひとつになれたと涙が出てきた」「私らはすごいことができた」「八尾北の民営化がちっとやそっとではできひんでということを示した」と労組員も生き生きと語っている。
 2・26八尾北労組のストライキは、労働者の革命の中に部落解放を実現するという革命的部落解放闘争そのものを作り出していっている。
 中央本部は、去年1月の拡中委で、広島差別事件をでっち上げ、革共同への差別糾弾闘争を自民党や解放同盟本部派、解放派とも手を組んでやる方針を打ち出した。そこから急坂を転げ落ちていった。彼らは、革命の時代からの逃亡者だ。資本や国、行政に対して、絶対反対がないし怒りがない!すべてを村や部落民から見る。「部落差別」を利用して一部の利得をえることが目的になり、部落民の自己解放闘争を階級闘争全体から切断して、労働者との団結を破壊している。
 だが、2・26西郡闘争はこれをぶち破った。そもそも動労千葉の労働運動と共に、革命をめざす解放運動を作っていくのが全国連結成の目的だった。中央本部は西郡闘争がある限り、自分たちの裏切りと破産がドンドンはっきりする。西郡闘争がいよいよ300万部落民・6000万労働者の怒りと結びつく時だ。
 
【4】今こそ全国連本部、地区協をぶっとばし、
    動労千葉とともに主流派に躍り出よう

●私たちの闘いは、次の段階に突入した
 3月25日、国鉄1047名解雇をめぐる鉄建公団訴訟高裁判決が出た。「不当労働行為があっても解雇は有効」「分割・民営化に反対した度合いで慰謝料ゼロか半分」にし、動労千葉排除の意思を露骨に貫いて1047名を分断し、国鉄闘争をやめろという反動判決だ。
 今や、裁判所や警察権力、国や地方行政は、危機に立つ資本家を救済するための道具でしかない。道州制=民営化・団結破壊をしゃにむに強行してくる。だが、その時必ず無数の森本さんが決起してくる。国鉄闘争の4者4団体、地区協や八尾市職労共産党執行部をはじめ連合や全労連の体制内指導部は「国や会社がつぶれてもいいのか」と屈服し、道州制推進の手先になっている。これがやっとのことで労働者の決起を押さえつけているのだ。これを打ち破ることに一切の勝利の鍵がある。
絶対反対、階級的団結こそ勝利の道だ。
●生きさせろ!ゼネストへ。動労千葉と共に 1 1 月一万決起で団結を拡大しよう
 2・26敵対全国連中央本部「見解」を私たちは断じて許さない。だがこれは完敗宣言だ。そして、4者4団体派に野合して生き延びようと言う選択だ。大歓迎だ。
 資本主義の危機はいっそう凶暴な攻撃を引き出し、それ自身が300万きょうだい、6000万労働者を、生きんがための巨大な政治的行動に引き入れいていく。
 動労千葉=11月派の私たちだけがその怒りと結びつき、資本主義を終わらせ、労働者の手に全てを奪い返す団結をつくりだすことができる。
 4月25日1047名解雇撤回・JR尼崎事故弾劾に立ち上がり、労働運動、解放運動、あらゆる職場、戦線で体制内指導部との分岐を作り出し、11月1万決起で主流派に躍り出よう!

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2009年4月 2日 (木)

3.29三里塚現地闘争

労働者・農民の連帯で市東さんの農地強奪実力阻止

Dsc01198_2 【注。全国連本部は、3月20日付けで、2月26日、八尾市がおこなった西郡住民の森本さん追い出しの強制執行に、賛成するという許しがたい声明を出したのだ。森本さんを、住管・地区協(解同本部派)と一緒になって、ウソとデマで罵倒し、強制執行を行った八尾市を支持し、強制執行阻止闘争をたたかった森本さんと西郡支部・八尾北労組・八尾北命と健康を守る会、全国の労働組合、労働者に襲いかかってきているのだ。全国連本部と吉岡の文章は、一語一語、怒りなしには読むことはできない。断じて許すことはできない!
 資本主義の終わりが始まっている。この情勢に真っ向から対峙し、西郡支部、八尾北労組、守る会は、労働者としての一つの団結の下に、2.26強制執行阻止闘争を道州制決戦の最先端の闘いと位置づけ闘い抜いた。この革命情勢とたたかいの激しさは、一切のあいまいさを許さないたたかいとして闘われたがゆえに、全国連本部を引きずり出し、その反動的正体を誰の目にも分かる形で暴き出したのだ。
 近々、全国連本部を徹底弾劾する西郡支部声明を出します。
 とりあえず以下に、2・29三里塚現地でまいた西郡支部と八尾北医療センター労働組合の連名で出したビラを、一部本来の言葉(「体制内派」を「全国連本部」に、一カ所「全国連本部だ」を加筆)に変えて掲載します。】

農業・農民切り捨て農地強奪の道州制を労農連帯の力でうち砕こう

 暫定滑走路北延伸と市東さんへの農地強奪を絶対に許さない!労農連帯の力で絶対阻止する!
 市東さんは、NAAの買収攻撃を粉砕し「一億8千万円の金より一本百円の大根を作り続ける」と敵を圧倒する決意でたたかっている。すでに国・NAAは破産している。市東さんと団結し空港絶対反対・農地死守の労農連帯の大爆発をかちとろう。
  経団連は2月13日「農地制度改革に関する見解」で農地法改悪を「道州制の基盤を作るもの」とはっきりうちだした。
 資本が農民から農地を奪い、工業製品を輸出するために、安価な農産物を輸入する自由貿易協定で農民を絞め殺そうとしているのだ。「このままでは生きられない」と農民の怒りがうずまいている。
 道州制攻撃の最先端で、権力の農地強奪と非妥協に対決し闘いぬく反対同盟とかたく連帯・団結しよう。労働者のストライキで労農同盟をうち固めよう。

道州制攻撃を粉砕した2・26西郡住宅闘争

Dsc01187  「我々は勝利したぞ!」
 2月26日住宅追い出し強制執行のその日に、八尾北労組は「強制執行絶対反対・八尾北医療センターの民営化絶対反対」のストライキに決起した。森本さん・全国連西郡支部とともに身体をはって闘いぬいた。
 森本さんへの強制執行は、民営化のためには問答無用で住宅を奪う道州制攻撃だ。これは、6000万労働者への攻撃だとつかみ私たちはストライキに決起した。ストライキは闘うものの力を解き放った。「団結の力はすごい」「ひとつになれたと涙が出た」「今日の闘いは労組としての誇り」「八尾北の民営化、ちっとやそっとではできひんで!と言うことを示した」「やはり労働者は決起するという確信につながりました」と労組員は生き生きと語っている。 道州制を許さない、民営化絶対反対の闘いが、労組と支部の団結破壊を実力でうちやぶり、公務員・民間も正規も非正規もない労働者のただ一つの団結をうみだした。
「朝みんなの姿を見た時、ものすごく感動した。勇気がわいた。敵は正面のスクラムを崩せなかった。住宅は取られたが、人間としての誇りをもって生きていける団結をかちとった。人生最高の闘いをやりぬいた。この団結があれば勝てる。私は労働者の団結に生きる」(森本さん)。 私たちはみごとに勝利した。強制執行実力阻止の闘いは、住宅闘争を階級闘争に、6000万労働者の闘いに押し上げ、道州制攻撃に風穴をあけたのだ。
 資本主義はもう終わりだ。労働者へのより一層の収奪と団結破壊で生き延びようとする資本家たちの最後のあがきが道州制だ。私たちは弾圧を団結の拡大に転化し、労働者の手に全てを奪い返す闘いを開始したのだ。

解放同盟本部派=吉村打倒のたたかい

 2・26闘争は、地区協(解放同盟本部派)=体制内派の役割を、誰の目にも分かるようにした。
 3月5Dsc01205_3日の八尾市議会本会議で、本部派・吉村議員は私たちに「団地に住んでないもんが文句を言うな」と悲鳴を上げた。この「思想」でこれまでずっとムラを押さえ込んできたんだ。
 部落差別を部落民と「一般民」の間の問題にして、「差別」を行政からモノを取る手段にした。そのことは、翌日の議会で「自分は応能応益を認めたのに見返りをくれない、早く実行してほしい」と行政に泣きつく発言をしたことに明らかだ。
 だがいまや資本主義の危機の時代だ。「モノを取る」ことはますます細り、ほんの一部の幹部や業者の生き残りのために、闘いにたちあがる部落の労働者を資本(行政)と一体になり弾圧・抑圧する存在が地区協だ。

革命に恐怖し、ストライキに敵対する全国連本部

 2・26の闘いに大打撃を受けたのは解放同盟本部派だけではない。
 2・26まではだんまりを決め込み1ヶ月後になって、八尾市や地区協を支持し、強制執行賛成を言い出すものが現れた。全国連本部だ。自分たちが応能応益絶対反対を裏切ったことを必死で塗り隠すために、2・26の闘いの破壊に全力をあげてきているのだ。
 「応能応益の功罪」や「適正家賃要求」を振りまいている。ふざけるな!
 はじめから応能応益を認めているのだ。応能応益家賃制度は住宅の民営化=団結破壊であり、住民追い出しだ。廃止以外にない。
 そして、支部が応能応益絶対反対で供託で団結して闘い、そこに森本さんが地区協支配をうち破り立ち上がったことに心の底から震え上がっている。
 「こいつらは人間ではない、面倒を見てやるといった格好をしながら自分らの金もうけのことばかり、住管と一緒に供託を降ろさせたのも地区協。家賃11万円になっているのに闘わない。自分だけの問題ではない、徹底的に闘う」と決起した森本さんに対してあろうことかデマを捏造して傷つけ、踏みにじっているのだ。絶対に許さない!
  ここに示されているものこそ労働者蔑視の思想だ。
 恐慌の時代、労働者は闘わなければ生きていけない。労働者は資本主義の墓堀人となって次々と立ち上がって団結する。
  資本や国は、労働者が団結したら革命につながる恐怖から、労働者の中に差別を持ち込んで分断支配しようとする。体制内の役割は、ストライキに敵対して団結を破壊するために、労働者への不信をあおり、解放運動を階級闘争全体から切断して革命から遠ざけることだ。
 だが、森本さんと全国連西郡支部の決起がこれを打ち破った。八尾北労組はストライキをうちぬき、ついにひとつの労働者階級として決起したのだ。

労働者の時代がきた

 資本主義は終わりだ。2・26ストライキは、もはや労働者をいきさせられなくなった資本主義を本気でぶったおそうと労働者がたちあがった。それは絶対反対でたたかう労働者の団結をつくりだした。この拡大のなかでこそ労働者の未来を切り開くことができる。
   今、3.25鉄建公団訴訟判決は新たな情勢をきりひらいてる。1047名解雇撤回闘争をひきおろそとする4者4団体派の指導部に対して怒りが爆発寸前だ。動労千葉は、春闘ストライキを闘いぬいた。平成採の青年労働者への組織拡大を切り開いている。第二次国鉄決戦に日本の階級闘争の命運がかかっつているのだ。 3/20イラク反戦・春闘は国際連帯・労農連帯の首都総決起として大勝利した。次は4・25尼崎闘争だ。体制内指導部と徹底的に対決し、分岐をもちこみ、11月1万人決起へ前進しよう。
(写真 上)3.29三里塚集会、中)本集会前の前段集会で発言する西郡支部・岡邨さん
下)三里塚ではためく、西郡支部、八尾北労組、関西合同労組東部支部のそれぞれの旗

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