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2009年4月21日 (火)

4・17差押え弾劾裁判報告

原告の怒りの意見陳述、八尾市による森本さんへの強制執行を弾劾し、法廷を圧倒!

4月17日の差押え弾劾裁判は、2.26強制執行を徹底的に弾劾する原告の意見陳述で法廷を圧倒しました。2.26の「われわれは勝った! 住管と地区協を絶対に許さなDsc_1746 い! これからもこのムラで労働者の団結に生きる!」と勝ちどきを上げた森本さんの決起が、ドンドン拡大し、西郡の闘いが更に前進しています。
 八尾市は、2.26直後の明け渡し弾劾裁判では、われわれの怒りを恐れ、誰一人として法廷に姿を見せませんでした。4月17日は、来ないわけにはいかず、いつもの三名では恐ろしくて5名で参加。被告代理人席に座わったことから、傍聴者は怒りの声をたたきつけました。

 

以下、当日の原告の意見陳述を掲載します。

1 私は,大阪市生野区で生まれ,小学校2年生(8歳)の時に西郡に移り,現在まで約50年間西郡に住んでいます。  西郡では,現在第2公園になっている所にあった桝村さんの借家に住んでいました。雨が降ればすぐに下水が溢れ,家の中に水が入ってくる不衛生な生活環境でした。借家が改良事業で立ち退きになり,団地の14棟に住むようになりました。それ以来,西郡の市営住宅に住んでいます。
Dsc_1692_2   西郡に住んでいるというだけで,「あそこは恐いとこや」という差別の目で見られ続け,部落差別を肌で感じながら育ちました。このような経験から,私は,解放同盟青年部に属し,狭山差別裁判糾弾闘争で何度も東京に行くなど,部落差別をなくす闘いにも積極的に参加しました。
  私は,1971年に高校を卒業して働き出しました。しばらくして両親から独立して3号棟に住みました。しかし3号棟は衛生状態が悪く,ウジが集団で発生したために,みんな3号棟を出て別の棟に移り住みました。私と何人かの人は今住んでいる店舗3号棟に移ったのです。
   私は,現在,介護ヘルパーの資格を持ち,派遣会社に属して働いています。仕事が毎日あるわけではなく,生活はまったく安定しません。私は,母親と同居していますが,家賃を家族の総収入で決める応能応益家賃制度では,家賃があまりにも高くなってしまい,母親と一緒に住めなくなります。私は家族と一緒に住みたいのです。住民を追い出す応能応益制度には絶対反対です。
2 応能応益家賃制度は,西郡だけでなく,全国の公営住宅で導入されつつあります。神戸市の災害復興住宅では,低所得者や年金生活者から「家賃が払えない」と悲鳴の声が上がっています。また,家賃が払えない居住者が,劣悪な環境の民間住宅に転居を余儀なくされたり,強制的に追い出される事例が相次いでいます。もはや,公営住宅は,誰もが安心して生活することができる住居を提供するという役割を果たしていないのです。
  しかも,国は,今年から入居基準を見直し,収入の上限20万円を15万8000円に引き下げ,11万世帯を収入超過者として追い出そうとしています。同和住宅においては,収入の上限が13万8千円から11万4千円に引き下げられます。西郡では,これまでに1000人以上が追い出されましたが,さらに追い出そうというのです。こんな事が許されるでしょうか。さらに,田中市長は,今議会で,恐慌で危機に追いつめられた資本家達を救うために公営住宅を全て民間に丸投げして,建設から管理まで民間にやらせるという丸ごとの民営化の方針を打ち出しています。一部の資本家を救うために,労働者はその犠牲になれというのでしょうか。全国で,これでは生きられないと言う怒りの声が巻き起こっています。
3 また,最近になって,八尾市による応能応益家賃制度の導入が,部落解放同盟本部派の一部幹部への見返りと引き替えになされたという事実が明らかになっています。すなわち,応能応益家賃制度導入時,「地元代表」の議員として交渉に当 たった解放同盟本部派・吉村議員が,3月6日の八尾市議会で,「見返りをくれるといったから応能応益家賃制度を認めた。見返りを早く実行してほしい。家賃が上がり始めている,中堅所得者が収入超過になり出ていったらムラはスラムになる。コーポラティブ住宅を早くすすめてほしい」と,一部幹部の見返りと引き替えに応能応益家賃制度を導入したことを認める発言を行ったのです。そして,市の財政が破綻する中で,もっと追い出しに協力するから見返りを早く実行してほしいと露骨な発言をしているのです。
  この発言は,部落解放同盟本部派に見返りを与えることを約束し,住民の反対の声を押さえつけなければ応能応益家賃制度が成立しなかったという真相を暴露するものです。
4 八尾市は,このような不当な方法で強引に導入した応能応益家賃制度に基づいて,私たちの生活になくてはならない預貯金を差し押さえてきたのです。さらに,2月26日には,応能応益家賃制度と闘ってきた西郡住宅に住む花屋の森本政二さんに対して,住宅明け渡しを強行しました。森本さんと同じく応能応益家賃制度絶対反対で闘う私たち供託者にとって,森本さんのことは他人ごとではありません。また,世界不況を口実にして職を奪われ,住居までも奪われている全国の労働者にとっても,やはり他人ごとではありません。このため,私たち供託者だけでなく,ストライキで決起した八尾北医療センター労組,「命と健康を守る会」,そして全国から労働者が西郡に集まり,森本さんと団結して,この不当な強制執行を実力阻止するたたかいを闘いぬきました。八尾市は,前日から森本さんの家の前にフェンスを張り巡らせ,ガードマン28名,市職員60名,警察権力約100名を動員してきました。しかし動員されたガードマンや市職員は私たちの抗議にうなだれ,こちらにうなずく者も多くいました。私たちの闘いが正義であり,労働者は一つだということの証明です。私たちは,スクラムを組んで正面から一歩も入れさせませんでした。このため,明け渡しを強行する側は,裏口から入るしかありませんでした。森本さんは「われわれは勝利したと」と勝利宣言をあげました。そしてこの闘いによって八尾市の不当なやり方が明らかになりました。
5 この裁判で私たちが求めている請求異議が認められなければ,八尾市は,次に,私たちを住宅から追い出そうとすることは明白です。裁判所におかれては,この裁判を,単に差し押さえの是非を問うという視点で見るのではなく,私たちが居住する権利という生活基盤をかけた闘いであることを理解して下さい。そして,正しい裁判をして下さい。
 写真上)法廷闘争を終わったあとの総括集会写真    
 写真下)裁判闘争に参加した森本さん

□尼崎事故4周年弾劾!全国総決起集会

  4月25日(土)午後1時 JR尼崎駅北口広場

     西郡支部も発言します。一緒に参加しましょう

□明け渡し弾劾裁判

 5月8日(金)大阪地裁808法廷 10時

   9時半裁判所北門集合です

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