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2016年3月 3日 (木)

狭山高裁要請行動

杉並支部を先頭に東日本解放共闘会議が狭山高裁要請行動に決起

 2月23日、全国水平同盟杉並支部と部落解放東日本共闘会議は東京高裁要請行動に決起しました。

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 今年は石川一雄さん不当逮捕から53年目、第三次再審請求から10年と なります。「第三次再審闘争において、何がなんでもえん罪を晴らさなければならず、しかも今年の前半が最大の山場といっても過言でなく、私も全精力を傾注し,正に生死を分けた闘いと自分に言い聞かせ、闘って参る決意」(石川さん年頭アピール)と述べる石川さんの不屈の闘志に固く連帯し、9団体、17名の代表団で要請行動を闘いぬきました。
 要請行動に先だって、東京高裁前でマイク情宣とビラまき署名活動をおこない、杉並支部が「植村裁判長はただちに事実調べ・再審を開始せよ!検察に全証拠開示を命令せよ!」とマイクで訴えました。ビラの受け取り、署名の反応はとてもよく、若い人が立ち止まり話し込んで署名をしていきました。要請行動では、水平同盟杉並支部、西郡支部、動労千 葉、動労水戸、さらに東京各地区の労組交流センターが要請文を読み上げ、無実の新証拠の事実調べ、再審開始をかたくなに拒否する東京高裁を弾劾しました。また、証拠開示についても厳しく追及しました。

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  「戦争と非正規職化」のもとで、労働者は闘わなければ生きられなくなっています。「いのちよりカネ」ではなく、生きるための団結こそ労働者の生きる道です。労働者階級の分断をうちやぶる団結の要として狭山闘争を闘い、「戦争と非正規職化」を攻撃を打ち砕いていきましょう。狭山闘争の階級的復権で、第三次再審闘争に勝利しましょう。

                              要  請  書

東京高等裁判所第4刑事部 
裁判長裁判官 植村稔殿                  全国水平同盟杉並支部
                                             

 第三次再審請求から10年、石川一雄さんはすでに77歳となります。
 24歳で突然別件逮捕され、無実の罪で32年も間獄につながれ、今日も見えない手錠に縛られたまま殺人犯の汚名を着せられています。石川さんの半世紀を超える不屈の闘いを、踏みにじり圧殺する裁判所を、私たちは糾弾・弾劾するものです。
 石川さんの無実は明白です。第三次再審での証拠開示では、脅迫状は石川さんが書いたものでないこと、被害者の鞄や腕時計の発見経過が不自然で 、自白によってはじめて見つかったとはいえないこと、犯行に使われた手拭いは石川さん宅のものではないこと、取調べ録音テープのやりとりから、真犯人なら当然知っているはずの死体の状況や鞄等の捨て方など犯行の内容を石川さんがまったく知らないことなど、すなわち石川さんは犯人ではありえないことが、次々に明らかになっています。
 私たちは、これまで裁判所に提出された170点以上に上る新証拠にもとずいて、東京高裁は事実調べをおこない、ただちに再審開始決定を行うよう、強く申し入れるものです。
 もはや寺尾確定判決が有罪の根拠としたものが崩壊していることは、あまりにも明らかです。とりわけ「自白」をはなれた唯一の物証とされる脅迫状が、逮捕当日石川さんが書いた 上申書の開示で、筆跡の違いが明白になったことだけをとっても、再審開始決定にあたります。東京高裁は、今日の科学的知見に立った鑑定をただちに採用し、鑑定人の尋問など事実調べを行わなければならないのです。なぜ、行わないのか、まったく正義に反するものです。
 そして、この間の新証拠が示すものは、万年筆発見の「見取り図」の警察による書き込みなど、警察の証拠の偽造、ねつ造などが行われたことを明らかにしています。これらの証拠に基づく権力犯罪の事実を、「公正と正義」を標榜する裁判所が容認、隠蔽することは断じて許されません。
 さらに、「不見当」「必要性・関連性がない」などと言って、証拠開示に応じようとしない検察に対して、植村裁判長をはじめ藤井、杉山判 事が静観ともいうべき態度をとっていることは、断じて許されないことです。検察に「必要性・関連性がない」などと言わしめている裁判所とは、いったいなんなのか。「必要性・関連性」は、真実の発見を職責とする裁判所の権限ではないのか。私たちは、検察は勿論、裁判所に対しても強く抗議するとともに、あらためて全証拠開示を強く求めるものです。
 寺尾確定判決から40年、それ以来石川さんは自ら法廷立つことを拒まれたままです。であれば、なおさらのこと裁判所は石川さんの訴えに耳を傾けなければならないのです。再審の当事者は石川一雄さんなのです。1974年9月26日,第二審81回公判における石川さんが最終意見陳述で述べた「狭山事件は権力犯罪、国家権力こそ部落差別の元 凶、完全無罪判決を」という、まさに血叫びのなかにこそ、真実があります。
 私たちは、国家権力による部落差別を許さず、労働者階級とともに石川一雄さんと固く連帯して、狭山再審の勝利へ闘います。
 以下、要請します。

一、狭山裁判の再審をただちに開始せよ!
一、本人尋問をはじめ、証拠・証人・現場検証の事実調べを行え!
一、真実を明らかにするため,検察に全証拠開示を命令せよ!

                                                        2016年2月23日

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