弾圧との闘い

2016年3月19日 (土)

6学生奪還!の歴史的大勝利

6学生奪還!京大反戦ストへの大弾圧を粉砕する歴史的大勝利!

6学生奪還の完全勝利勝ちとる!治安維持法の最初の適用である京都府学連事件が戦争への道だった。朝鮮侵略戦争切迫下で国家権力は、まさに同じ道を狙って、京大学生運動と全学連に襲いかかった。しかし6学生の完全黙秘の闘いと京大生の闘いを先頭に、全国から駆けつけた全学連と、全国の労働者の闘いで完全にはね返した。逆に弾圧と徹底的に対決し、粉砕することで、革命への歴史的突破口、号砲を全国に発した。
報告集会で最後に提起された三つのスローガン、

▼朝鮮侵略戦争・改憲阻止!安倍打倒!
▼伊勢湾サミット粉砕!治安弾圧粉砕!
▼7月衆参ダブル選に勝利しよう!新しい労働者の党を作ろう!

を全国水平同盟も一つになって闘っていきます。

不当弾圧を打ち破った6学生、そして連日奮闘した全学連の仲間のみなさん、ほんとうにごくろうさまでした。

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弾圧粉砕の先頭で闘った堀弁護士も勝利報告集会に参加

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勝利の乾杯!勝利の美酒!!!

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団結頑張ろう!

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3月17日、6学生奪還へ!怒りの三条河原から四条河原町へ第2波デモに決起

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2016年3月16日 (水)

6人の学生を奪還しよう

京大反戦ストへの弾圧許すな!

京都簡易裁判所上垣猛裁判官による、機動隊を使った傍聴者全員退廷の訴訟指揮弾劾!
上垣裁判官は、直ちに6学生を釈放せよ

3月17日18時半三条河原に結集し、第2波京都市内デモに総決起しよう

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全学連ビラから

全員退廷ありえない不当裁判!

3月14日、京大反戦ストライキ弾圧によって不当逮捕されている6人の仲間の勾留理由開示公判が行われた。2回あるうちの1回目の開示公判で京都簡易裁判所上垣猛裁判官は、傍聴者全員の退廷を命じ、数十人の京都府警を法廷に入れて傍聴者を暴力的に排除する暴挙を行った。
傍聴者を全員退廷にして行われる勾留理由開示公判。こんなものが裁判とよべるのか!? 6人の即時釈放を求める京大生や全国学生の思いに、裁判所は国家権力と一体化した暴力で応えたのである。
京都地裁の職員が総動員され、傍聴者を取り押さえる京都府警を先導し、支援者を監視する姿は裁判所の戦争協力そのものであった。
開示公判当日に本来いてはならない警視庁公安部が裁判所内を闊歩し、京都府警が裁判官の全員退廷命令の直後に現れたことを見ても今回の暴挙が組織的に策略されたものであることは明らかである。
国家権力と一体化して6人を勾留し続ける京都地裁を1秒たりとも許すことはできない! 上垣猛裁判官、辻秀樹裁判官(6人の逮捕状を出し、勾留延長を行った張本人)は、直ちに6人を釈放しろ!

京大反戦ストライキの正義性と共に、今回の弾圧に怒って続々と学生・労働者が立ち上がっていることが最も京都地裁を追い詰めている。
全員退廷の直後にも裁判所前で不当性を訴え、通りがかった女性がすぐさま署名とカンパで支持を表明してれた。その光景を目の当たりにした京都地裁は2回目の開示公判で誰一人退廷にすることができなかった。
国家権力の今回の弾圧における反戦スト潰しという思惑は完全に破産している。京大生は、今回の弾圧を通していま一度大学とは何かという議論が始まり、3・13京都市内デモ、開示公判には多くの京大生が参加した。追い詰められているのは国家権力・京都地裁のほうだ!
6学生釈放の署名をさらに集め、3月17日の第二波京都市内デモを打ち抜き6学生の釈放を勝ち取ろう!

裁かれるべきは京都地裁の方だ!
全員退廷の命令を出した上垣猛裁判官の訴訟指揮は完全に不当なものである。
上垣猛裁判官は、開示公判で6人を勾留する理由をまともに示せず、「(6人が)捜査員に協力しない」ことを勾留の理由に挙げた。これに対して、正当な理由もなく6人を勾留していることや被告人の黙秘権を否定する発言に抗議の声があがった。
当然のごとくあがる抗議の声に耐え切れず、追い詰められた上垣裁判官は「何を言ってるか聞こえない」と言って全員退廷の命令を出し、京都府警を法廷に入れたのである。ここに表れていることは、裁判所の凶暴性とは裏腹に京大反戦ストライキ弾圧の正当性を全く語ることができない
追い詰められた姿だ。
開示公判で傍聴席から裁判官に「犯罪者はおまえの方だ!」という弾劾の声があがったが全くその通りである。
安倍政権による安保法制の制定や大学の戦争動員の現実に対して反戦ストライキで闘った京大同学会の闘いは、圧倒的正義であり、誰も裁くことはできない。
逆に、戦前の京都学連事件や京大滝川事件をくり返すように国家権力の学生運動弾圧に加担している京都地裁こそ犯罪者として裁かれるべき存在だ!

奪還署名1274筆を裁判所に提出
開示公判当日、全国で集めた6人の釈放を求める署名1274筆を京都地裁に提出。許しがたいことに、裁判所職員は「受けとらない」としてきましたが、全国の怒りを体現して全員で徹底抗議し、受け取らせました。」

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雨をものともせず、全学連の学生は裁判所前でビラまき

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裁判を終わった後の総括集会で。

西郡支部、東三条の仲間も参加。「われわれが裁判所と警察を追い詰めているからデタラメなことをやってきたのだ」「裁判所と警察がグルやということがよく分かった、絶対に6学生を取り戻そう」と感想と決意を語っていました。

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2016年3月13日 (日)

6学生を直ちに釈放せよ!

京大反戦スト弾圧を許さない!6学生奪還しよう!

14日、京都地裁での勾留理由開示公判に結集し、6学生の激励と不当弾圧弾劾の怒りを叩きつけよう!

【行動方針】

☆全国学生6名の即時釈放を求める署名を集めよう!
   現在1100筆。6学生を取り戻すまで何度でも提出行動を行なおう
 第1回提出行動は14日10:00京都地裁玄関前集合

☆勾留理由開示公判に集まろう!

▼第1グループ(京大生Aくん.斎藤郁真全学連委員長含む3名)
   12:30 京都地裁・正面玄関に集合
     45 傍聴券抽選
   13:00 勾留理由開示公判(20号法廷)


▼第2グループ(作部羊平京大同学会委員長含む3名)
   14:30 京都地裁.正面玄関に集合
   14:45 傍聴券抽選
   15:00 勾留理由開示公判(205号法廷)


☆第2派京都市内デモへ!
  3月17日(木) 18:30 三条河原集合
          19:00 デモ出発

13日、三条河原から四条河原町を通って円山公園まで京都の中心部を席巻するデモを闘う

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全国水平同盟、八尾北労組、関合労、動労西日本など労働組合も全力で決起

6学生の全員の奪還へ、3月14日勾留理由開示公判に集まろう

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2016年3月 8日 (火)

6学生を取り戻そう

京大反戦スト弾圧許さない!

京大・山際-安倍打倒!

3/13全学連6名奪還!京都デモに総決起しよう

3月13日(日)正午 京都・三条河原に集まろう

昨年10月27日の京大反戦ストライキ(写真下)に対する弾圧を徹底弾劾し、現在も逮捕されている全学連6名の仲間を取り戻すために、京都デモへの大結集を訴えます!
警視庁公安部と京都府警などは、2月29日から3月1日にかけて、全学連の斎藤郁真委員長、京都大学全学自治会同学会の作部羊平委員長を始め、全学連の6名を「威力業務妨害」容疑で不当逮捕しました。「戦争反対! 徴兵制阻止!」の声をあげる学生を警察に売り渡した京大・山極総長は安倍政権の先兵だ!
全社会的な怒りの声で安倍と山極を包囲し、6名の奪還をかちとりましょう! 戦争と貧困の安倍政権を労働者・学生の怒りで打倒しよう!(下記ビラから転載)

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2016年3月 7日 (月)

京大反戦スト弾圧許すな

京大反戦スト弾圧許すな!

6名の学生を直ちに釈放せよ

弾圧粉砕の署名を集め、学生に送ろう

京大全学自治会同学会中執ブログ (クリックするとブログが見れます)

全学連HP (クリックするとHPが見れます)

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職場地域で署名を集めよう

「署名用紙.pdf」をダウンロード(ここをクリックすると署名用紙をダウンロードできます)

2月29日から3月1日、全学連委員長・斎藤郁真君や京都大学全学自治会同学会委員長・作部羊平君ら学生6名が「威力業務妨害」の容疑で不当逮捕されました。この弾圧は、京都大学の学生が昨年10月に反戦ストライキに立ちあがったことを「授業妨害」だとしてデッチ上げられたものです。
 京都大学・山極壽一総長が告発、加担したこの弾圧を許すことはできません。6学生の即時釈放を求めます。

【署名集約先】
京都大学同学会中央執行委員会
〒606-8393
京都市左京区東竹屋町50京大熊野寮
高田暁典気付 京大同学会
TEL 080-1486-5446

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2016年3月 1日 (火)

京大ストライキへの弾圧許すな

京大生をはじめとした全学連への弾圧を許さない

京都府警は、逮捕した6名の学生を直ちに釈放せよ!

昨年10月27日の京都大学反戦バリケードストライキを口実に、2月29日に3名、3月1日に3名の京大生をはじめとした全学連の学生に対して、京都府警国家権力による不当逮捕を断じて許すことはできない

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以下京都大学全学自治会同学会のブログより、同学会中央執行委員長作部羊平くんが発した緊急声明を無断転載します。

全国水平同盟は、この緊急弾劾声明を支持し、全学連と全国の労働者と共にこの弾圧を粉砕するために全力で闘います。

2月29日緊急弾劾声明
京都大学全学自治会同学会 中央執行委員長 作部羊平
 2月29日、戦争反対で闘う学友3名が逮捕された。容疑は10・27京大反戦バリストを「威力業務妨害」とするものだ。この大学スト=「犯罪」とする前代未聞の戦時下弾圧を、満腔の怒りを込めて弾劾する!
 大学を舞台にはじまる軍事研究や経済的徴兵、反戦運動弾圧。同学会中執は、ストに至る過程で何度も何度も京大当局に「戦争反対の立場を表明してほしい」と求めてきた。その解答こそが京大史上初の政治運動に対する刑事告訴であり、つまり安倍政権とともに断固戦争を推進する立場に立つということだ!
京大・山極総長は「学生との対話を重視する」と言う。現実はどうか?
副学長と共に、「対話の必要はない」と情報公開の場の廃止を決定し、寮自治会との確約を「そんなものは引き継がない(破棄する)」と宣言している!
そして彼の「平和」とは、大学において学生の怒りの反乱を「平和的方法」に押さえ込み、戦争に動員することを指すのだ!
 労働者の4割が非正規という「生きていけない現実」を受けて、今や青年の半数が大学に通っている。京大反戦ストは、この未来を奪われた学生の広く深い怒りに、そして安保国会闘争で示された学生の激しい怒りに、進むべき道を切り開いた。現実の矛盾と闘う学生の誇り、戦争を止める学生の力を呼び覚ました。
安倍政権・国家権力は朝鮮戦争の切迫と経済の崩壊に直面して、学生の反乱を抑え込もうとなりふり構わず今回の弾圧を仕掛けてきた。しかし学生は必ず弾圧を打ち破って立ち上がる。これから始まるのは、弾圧のなかに「戦争の現実」と「国家権力の暴力性」を見抜いた学生の、すべてを取り戻すラジカルで広範な決起だ!
 全国の学生のみなさん! 戦争のための大学支配を打ち破り、全世界の労働者とともに全国反戦ゼネストで安倍の息の根を止めよう!
 そして京大生のみなさん! 同学会を学生の団結体として打ち鍛え、山極総長体制と国家権力を串刺しにする第二の反戦ストライキに立ち上がろう!

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2015年10月17日 (土)

全学連4学生への不当弾圧を粉砕しよう

4学生へのデッチ上げ弾圧粉砕!直ちに4学生を釈放せよ!

9月28日と30日に強行された、全学連4人へのデッチ上げ弾圧を絶対に許すことはできません。この弾圧は、安保国会闘争の先頭で闘った全学連への国家権力の恐怖に駆られたデッチ上げ弾圧です。そもそも口実となったのは、国家権力が使っていたスパイが摘発されたことへの報復弾圧です。私たちは、全学連の闘いを賞賛こそすれ、スパイ学生が新たに弾圧の手先となって全学連運動、4学生をデッチ上げ逮捕したことなど断じて許せません。満腔の怒りをこめて国家権力・公安警察を弾劾する。直ちに4学生を釈放せよ!

以下全学連のまいているビラを転載します。

全学連ホームページ (クリックすれば全学連ホームページに飛びます)

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2009年5月28日 (木)

5・12弾圧粉砕で準抗告

5月25日、大阪地裁に5・12弾圧粉砕で準抗告

5月25日(月)に、大阪地裁に準抗告の申立を行いました。以下準抗告を掲載します。

                         
準 抗 告 申 立 書

 被疑者、Aの免状不実記載・同行使被疑事件につき、2009年(平成21年)5月12日、大阪府警公安三課司法警察員・橋本正が、八尾北医療センターに対して行った押収処分並びにその前提となった捜索差押許可状の発付に不服があるので準抗告を申し立てる。

                      2009年(平成21年)5月25日

 
大阪地方裁判所刑事部 御 中

 申立の趣旨

1、被疑者、A事件につき、2009年(平成21年)5月12日、 大阪府警司法警察員・橋本正が、八尾北医療センターに対して行った押収品目録交付書記載の物件の差押を取り消す。

 今回の捜索差押許可状の発布そのものが憲法に違反し、また捜索の過程において、憲法が保障する基本的人権を侵害し、憲法35条、刑事訴訟法114条、119条、120条に違反するものであった。
 大阪府警司法警察員・橋本正は、八尾北医療センターの建物管理者である末光道正院長など職員の捜索立会いを求める当然の要求を不法・不当にも拒否し、激しい抗議も無視し、自らが連れてきた八尾市職員と思われる氏名不詳の者を立会人として捜索を強行した。
 しかも捜索終了直後、久原八尾北医療センター事務長を始め職員が捜索証明書や押収品目録の交付を要求したにもかかわらず、押収物があるのか否かにこたえず引き上げた。5月22日になって大阪府警より押収目録が送られてきたが、日付は5月12日であった。何でその場で示さず、10日も過ぎて送ってきたのだ。それでもって侵された権利が回復されるものではなく、ますます違法な捜索と押収であることが明らかとなった。

2、1記載の捜索差押処分の根拠となった捜索差押許可状の発付を取り消す

3、大阪府警公安三課署司法警察員・橋本正は、押収品目録交付書記載の物件を直ちに八尾北医療センターに返還せよ。

4、捜索に際して、本件被疑事件とは何らの関係もなく、捜索・押収の対象物でもない八尾北医療センター労組や部落解放同盟全国連・西郡支部関係のビラや、集会資料などの多数を意識的に写真撮影し持ちかえっているが、その写真、フィルム、ネガの全てを八尾北医療センターに返還せよ。

との決定を求める。

 申立の理由

第1 本件捜索差押処分の存在

 被疑者A被疑事件につき、2009年(平成21年)5月12日、大阪府警公安3課司法警察員 橋本正らは、大阪府八尾市桂町6丁目18番地の1 の八尾北医療センターの建物内の事務室に対し、大阪地方裁判所発付の捜索差押許可状に基づき捜索を行い、押収品目録交付書記載の物件に対して差押処分を行った。

 しかし今回の捜索において、大阪府警司法警察員・橋本正は、八尾北医療センターの建物管理者である末光道正院長、久原正子事務長など職員の捜索立会いを求める当然の要求を不法・不当にも拒否し、あろうことか診療所内に盾を持った機動隊員を導入し、激しい抗議も妨害・無視し、警察自らが連れてきた八尾市職員と思われる氏名不詳の者を立会人として捜索を強行したのである。これは刑事訴訟法114条違反の違法捜索である。
 またカウンター越しに現認したところでは、捜索は、立会人の下に一カ所行うのではなく、捜査員によって何カ所も一斉に行われていた。その間氏名不詳の立会人は、遠くから漫然と立っていただけであった。違法捜索の監視と執行を受ける八尾北医療センターの側の権利の保護、とりわけ医療機関であることからして存在する患者のプライバシーの保護など全く留意されておらず、立会人としての責任を全く果たしていなかった。
 また、捜査員によって、押収とは別に書類の写真がとられていた。これも違法な「証拠採取」、押収と言わなければならない。
 さらに、捜索証明書や押収品目録の請求を久原事務長など八尾北医療センター職員が請求したにもかかわらず交付しなかった。

第2 捜索・差押許可状発付の違憲・違法性

1、申立人は本件被疑事件とは何らの関係を有していない者であり、その事務室は、本件被疑事件と何らの関連性を有するとはおよそ考えられない場所であるにもかかわらず、捜索差押許可状が発付されているが、これは、刑事訴訟法220条・102条2項が、被告人以外の者の住居、建造物への捜索・差押に謙抑的でなければならないとの趣旨を規定していることに反する違法であり、裁判官が右のような捜索差押許可状を発付したこと自体が、「正当な理由」の存在を要求する憲法35条にも反するものである。

2、なお、捜索に対する裁判については、現行法上直接準抗告を認めた規定は存在していないが、
・これを認めないと捜査終了直後にその捜索の違法性を明らかにして、その処分の救済を求める途は失われること
・刑事訴訟法429条1項2号が、「押収」と規定しているのは捜索・押収と考えるのが自然であること、
・「押収」や「勾留」「保釈」に関する裁判に対して準抗告を認めながら、それと同等に重要な処分である「捜索」の裁判に関して準抗告を認めないことは考えられないこと、
・許可状の発付も一種の命令であって裁判であり、「押収に関する裁判」に該当すると考えられること 等の理由から
準抗告は認められるべきである。

 さらに、捜査機関が捜索差押を実施したときは、もはや捜索差押の判の取消を求める利益がないとの考えもありうるが、捜査機関の令状請求が違法であり、それを容れた捜索差押許可の裁判自体が違憲・違法であるような場合であっても、その違憲・違法性を全く問題にすることができないとすることは、憲法35条が住居の不可侵やプライバシーを厚く保護しようとした趣旨を没却すると言わなければならない。
 ちなみに、国学院大学映研フイルム事件最高裁決定(一九六九年三月一八日決定・刑集二三巻三号一五三頁)においては、差押決定の裁判自体が取り消されていることを付言しておく。

第3 本件差押処分の違憲・違法性
1 憲法35条は、住居等の不可侵を基本的人権の一つとして保障し、それを現実的に保障するために、司法的抑制としての令状主義を採用している。
 この令状主義の最も最低限の要請は、捜査機関による無差別の捜索・押収を防止することにあった。すなわち、いわゆる一般令状の禁止がこれである。憲法35条は、この一般令状禁止を具体化するために、「正当な理由」に基づいて発せられた「各別」の令状を要求した。
 そして、その「正当な理由」とは、具体的には、犯罪の相当な嫌疑の存在、捜索場所並びに差押目的物と当該事件との関連性の存在、捜索・差押の必要性の存在を意味するものである。本件差押処分では、これら全ての点において「正当な理由」は存在しない。
  まして、今回捜索対象とされたのは、人の命と健康を預かる診療所である。今回は大事に至らなかったとはいえ、高齢者の患者さんは、血圧が高くなったり、気分が悪くなった人が多く出ている。いったい家宅捜索がどういう事態を生み出すのか、を考えて令状が発布されたとはとうてい思えない。
2、今回の捜索において、大阪府警司法警察員・橋本正は、八尾北医療センターの建物管理者である末光道正院長など職員の捜索立会いを求める当然の要求を不法・不当にも拒否し、激しい抗議も無視し、自らが連れてきた八尾市職員と思われる氏名不詳の者を立会人として捜索を強行した。
 これは、建物等の内で捜査令状の執行が行われる場合において、その建物の管理者等の責任者を立ち会わせることにより、執行を受ける者の権利の保護を図るとともに、その手続きの公正さを担保しようとする刑事訴訟法第114条の趣旨に全く反し、同法第105に規定された職業上の守秘義務にもとづく押収拒絶権者(医師等)の拒絶権行使の機会を奪うものであり全く違法な捜索である。
 施設管理者である末光院長が、8時から診療であるにも関わらず、抗議する末光院長を排除して捜索を強行した。警察機動隊を多数受付横の事務所入り口に盾をもって封鎖して診療の妨害を行った。また患者さんは警察の横暴なやり方に怒り、血圧が上がり、気分を悪くした者も出てきた。診療に対する妨害である。当然、高齢とはいえ患者さんたちが機動隊が盾を持って乱入することに対して、強く抗議した。これに対して、機動隊員は、盾で威嚇し、「文句を言うやつは逮捕するぞ」なる暴言を吐いている。これが患者に言う言葉か!断じて許されない!
  しかも捜索時、机の上には、患者さんの個人情報が多数あったのであり、無差別に写真撮影をして持ち帰っている。これは個人情報保護法違反である。医療機関であり、個人情報(患者情報)保護の責任者を必ずつけなければならないにも関わらず、事務長が再三立ち会いを要求したにも関わらず、立ち会わさなかったのは警察権力による個人情報保護を破壊したことでありゆるせない。
  またこの不当な捜索のために、事務室は使えず、重大な診療妨害を受けた。このため、来ていた患者さんたちにも精神的肉体的ダメージを与えただけではなく、八尾北医療センターが行っている患者さんの送迎にも支障をきたし、診療所の車を待つ患者さんを不安に陥れ、治療にも重大な影響を与えたのである。
 しかも、捜索終了の言葉もなく、橋本正と氏名不詳の立会人以下大阪府警の捜査員と機動隊は、診療所から出て行こうとした。久原事務長など八尾北医療センター職員が「押収物があるのかないのかはっきりしろ、押収物があるのなら押収目録を出せ、勝手に持って行くのはドロボウやないか」と強く弾劾し、要求したにもかかわらず、大阪府警司法警察員・橋本正は、一切こたえなかった。捜索証明書や押収品目録を交付しなかった。これは刑事訴訟法、119条(捜索証明書の交付)、120条(差押え目録の作成と交付)に反する違法なものである。
 さらに5月22日に差押え目録が送られてきたが、捜索状況から見て、押収物がこれだけだったのか、とうてい信用できるものではない。

3 したがって、本件差押処分は、憲法35条が住居等の不可侵を実現するために要求している「正当な理由」に基づく処分とは到底言えるものではなく、本件差押処分は違憲・違法な処分であるから、直ちに返還されなければならない。
 また捜索そのものも違法なものであるから、違法捜索で押収した物と、この捜索過程で写した写真とフイルム、ネガのすべてを八尾北医療センター側に返却すべきである。

第4 結 語

 よって、本件捜索許可の裁判と本件差押処分は、いずれも憲法35条に違反する違憲・違法なものであること、刑事訴訟法114条、119条、120条に反する違法捜査であることから、押収品目録記載の押収物、および捜索中に写した写真・ネガなどを直ちに申立人に返還されるべきである。
  また立会人の名前・所属を明らかにすべきである。                                    iいじょう

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